不動産登記における司法書士の「決済立会」何分前行動が正解?

決済

司法書士にできて事務員さんにできないこと、それは「決済立会」。
決済立会って、よく考えたらそんなに大したことするわけじゃないのに
未だにドキドキします。
行ってしまえば色んな方とお話できてすごく楽しいんですけどね(^^♪

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原則30分前到着

まずは、そんな決済における原則の考え方と行動の指針から
一、30前到着行動
一、誰よりも早く到着して場を整えておく
一、どんな状況でも死ぬ気で交通手段を探す(全速力ダッシュは時に最強の交通手段)
一、絶対に諦めない
一、間に合わないなんて絶対に許されない
一、それでも遅れそうだったら必ず連絡を入れる

事務所によって何分前到着かは違うと思いますが、
私がお勧めするのは30分前到着です。
早くない?って思われるかもしれませんが、
30分前到着には2つ理由があります。

1.実行までをスムーズに行うため


不動産業者さんが司法書士に望むこと、それは、
スムーズに融資実行をかけてほしい。ということです。

なぜなら、融資実行をかけてから時間がすごくかかるので、
まずは融資実行かけてしまって
その間に伝票書いたり物件の補足したり
時間があまれば雑談したりという流れになります。

司法書士がもたもたしていると、
一番最初にやっておきたい融資実行をかけるタイミングが遅くなり、
決済の時間が長くなってしまいます。

なので、一番最初に現場に入って場を整えておくことが大切です。
私が到着してやっていることはこのくらいです。
・朱肉、印鑑マット、ボールペン、印鑑ふきをびしーっと机に並べる
・登記情報、捺印書類を売主買主に分けて用意してすぐ出せるようにしておく
・当日預かる必要書類のおさらいをしておく

え?それでも30分前て早くない?て思われた方いますよね。
私も実は事務所のボスに「30分前」って言われたとき、
「早くない?時間もったいなくない?」って思ってました。
それが今では改心して、新しく入ってきた司法書士さんにも
「絶対30分前だよ!」とか偉そうに言ってます。

なぜなら、決済にはハプニングがつきものなのです。。

2.決済にはハプニングがつきもの

最初にお伝えしておくと、私の過去のハプニングはこんなもんです。
・バスに乗り間違えて全然知らないところにたどり着く
・シンプルに電車が遅れる
・道に迷う
・途中でお腹が痛くなって電車を降りる

信じられないかもしれませんが、私はかなり慎重な性格なので
決済の場所とか交通手段とか、これでもかってくらい調べて当日に臨みます。


それでもハプニングは襲ってきます。
ボスの教えに従い30分前到着を心掛けていたおかげで
決済に間に合わなかったことは一度もありません。

ちなみに
私の最ギリ到着記録は2分前でした。
全然知らない地でバスを乗り間違えて、タクシーも捕まらず。
やばい、間に合わん、しぬ、しんでしまうー
と嘆きながら、雨の中、半泣きで走り続けました。。

例外30分も前に到着しない方がいい場合もある

30分前到着にはいくつか例外があります。


①9時から金融機関で決済
 ⇒開いてないので早く行っても何もできません。5分前到着くらいを心掛けましょう。


②融資実行ないけど金融機関でやるとき
 ⇒微妙なのですが、融資実行がないときって、スペース借りてるだけとかの時もあり、もう来たの?
  的な感じで塩対応されることもあります。
  20~30分前到着くらいをめがけて、行員さんに声かけるのは様子みながらにしています。


③金融機関以外(不動産業者さんの事務所や時にはお客さんのご自宅など)
 ⇒10~15分前到着くらいを心掛けましょう。
  これは、決済場所のスペースにもよると思うので、一番迷うのですが、
  はっきり言って早く行き過ぎると迷惑っぽいです。
  一度30分前に行って不動産業者さんに「15分前くらいに来てください」って追い返されて、
  出たばかりのジョイフルに再入店したことがあります。
  しかもそれをお客さんに見られてて、「なんかこの辺うろうろしてたでしょ笑」
  とか言われて恥ずかしかったです。

皆さん決済は段取り9割です。
お客様にとって、家を購入するという人生に一度の一大イベント。
その大切な思い出を壊さないよう、
万全を期して臨みましょう!!

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