清算結了登記をした会社を一旦復活させたいとき(錯誤抹消)

商業登記

清算結了したけど、未払い法人税があった。
一旦復活させてほしい!とお問い合わせが。

無事に登記完了したので、残します。

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結論

錯誤による清算結了登記の抹消をします。
私が勤務している事務所は「権」を使っているのですが、
ひな型がないらしく、結構大変でした。

申請書

登記の事由   錯誤による抹消
登記すべき事項 令和〇年〇月〇日に登記した清算結了登記の抹消
登録免許税額  金 6,000 円
添付書類    上申書(上申書+会社財産が残存していることを証する書面) 
        委任状
申請人     東京都港区〇〇××
        株式会社すぐみる
        東京都港区〇〇××
        代表清算人  須玖見留(元代表清算人)

添付書類

上申書はこんな感じでOKでした。
これをベースに錯誤の内容に合わせて書き換えたらよさそうです。

上 申 書

当会社の令和〇年〇月〇日 清算結了登記については、別紙貸借対照表記載のとおり、未払法人税があったにもかかわらず、誤って清算結了登記を申請してしまったことを令和〇年✕月✕日に発見いたしましたので、その登記を抹消されるようここに上申致します。

令和  年  月  日

東京都港区〇〇××
株式会社すぐみる
代表清算人 須玖見留

上申書だけでいいという記事をいくつかみかけたので、
上申書だけつけて登記申請したら補正がきました。
「会社財産が残存していることを証する書面を添付してね」と。

登記官と話してる中で、例えばこんなものつけてよ~
と言われた残余財産証明書例です。
今回は未払法人税だったので、結了日翌日の貸借対照表を付けました。

未払法人税結了日翌日の貸借対照表
(「当法人の財産目録人相違ない」と記載し捺印は不要)
預金通帳の写し
車検証の写し

登録免許税

通常、商業登記の錯誤抹消は2万円ですが、
清算結了の錯誤抹消は、6000円です。
私は知らずに2万円の印紙を景気よくばーんっと貼ったら、
還付請求してねって補正がきました。

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